YouTubeを視聴していると、動画の読み込みに時間がかかったり、再生中に止まったりするなど、悩んでいる方もいるかもしれません。
この記事では、YouTubeが重い時に考えられる主な原因や今すぐできる対処法を解説します。
格安SIMブロガーのべろりかさんにポイントも伺ったので、ぜひ参考にしてください。
						この記事を監修した方:
べろりか@格安SIMブロガー
神奈川県在住、東京都内で働く副業サラリーマン。私立大学を卒業後、新卒で家電量販店に入社し、携帯電話の担当者として勤務。トップ販売員やエリア責任者など、約10年間スマホ業界に携わっており、数多くのお客様のスマホ&固定回線の見直しを経験。現在はこれまでの経験を活かし、格安SIMを通して家計の節約になるような情報発信をしている。
					YouTubeが重い、または動画の再生が遅い・止まる時の主な原因は、「通信に何らかの不具合が起きている」もしくは「通信速度が遅く読み込みに時間がかかっている」のどちらかであるといえます。
不具合や通信速度低下の主な原因を5つ紹介するので、当てはまる項目がないか順番にチェックしてみましょう。
ひとつ目は、YouTube側でサーバー障害が起きている場合です。このケースでは、動画の読み込みが終わらない、再生が止まって再開できない、アクセスそのものができなくなる可能性があります。
YouTubeは障害情報を公開していないため確認は困難ですが、SNSなどを確認し、同時刻に多くの方が同様の状況になっている場合は、ひとつの可能性として考えられるでしょう。
この場合、ユーザー側で特にできることはないため、時間を置いて再度接続を試してみましょう。
スマホやタブレットのモバイル回線で通信している場合は、携帯電話会社による通信速度制限がかけられている可能性があります。通信速度制限は、携帯電話会社が定めるデータ通信量の上限を超えた際に通信速度が低下する仕組みです。
料金プランで設定された月ごとのデータ通信量を超過した場合、翌月リセットされるまでは、追加でデータ通信量を購入しない限り制限が解除されません。
動画のダウンロードには多くのデータ通信量が必要となるため、気づかないうちに通信速度制限がかかるケースも少なくありません。今一度、契約している料金プランの規約をチェックしてみましょう。
視聴しているスマホやパソコンで多くの処理を同時に行っていたり、不要なファイルが溜まっていたりする場合、YouTubeアプリやブラウザアプリが重くなる可能性があります。
下記は、スマホやパソコンが重い時に考えられる具体的な要因です。
パソコンの場合は考えられる要因がさらに多く、システムに詳しい方でも特定がむずかしい傾向にあります。以下はその一例です。
この記事で紹介する基本的な対処法で改善されない場合、原因次第ではパーツの交換や増設、パソコン本体の買い替えが推奨されるケースもあります。
自宅の固定回線やWiFiを利用して接続している場合は、中継するWiFiルーターの性能によって通信速度が低下している可能性も考えられます。
WiFiルーターは、モデルによって有線LANと無線LANの最大通信速度や最大接続可能台数が異なります。一般的に新しいモデルほど通信速度は速く、高額なものほど多機能な傾向にあります。
WiFiの通信速度やつながりやすさはルーターの対応するWiFi通信規格によって決まるため、ルーターが古いWiFi通信規格にしか対応していない場合、いくら速い回線を契約しても通信速度は速くなりません。
また、WiFiルーターに最大接続可能台数を超える数のデバイスを接続していると、通信速度は大幅に低下してしまいます。
まずは、メーカーの公式Webサイトなどでお手持ちのWiFiルーターの性能をチェックしてみましょう。
上記と同様に、自宅の固定回線やWiFiを利用して接続している場合は、回線の仕様により現状以上の通信速度を望めないか、プロバイダの不具合で通信状況が安定しないことも考えられます。
固定回線にはいくつかの種類と料金プランがあり、光回線かCATV回線(ケーブルテレビ回線)か、戸建てプランかマンション向けプランかなどでも通信速度が異なります。
たとえば、マンションタイプかつひとつの光回線を住民でシェアする方式では、マンションのネット利用者が多い時間帯は通信速度が低下しやすいです。
また、普段と同じように利用していて急に重くなった場合には、プロバイダ側で障害が発生している可能性があります。
契約している回線の仕様や料金プランの内容、プロバイダの障害情報などをチェックして、状況の把握をしてみましょう。
							べろりかさん
YouTubeが重い時の原因がYouTube側のサーバーやプロバイダの障害の場合は、情報をチェックして改善を待つしかありません。
また、通信速度制限が原因の場合、料金プラン見直しが有効でしょう。
					続いて、YouTubeが重い、遅い、止まる時の対処法を、今すぐできるものから順番に9つ紹介します。
お使いのスマホやパソコンで複数のアプリやソフトウェアを起動している場合は、一度それらを閉じて再度接続を試してみましょう。メモリの使用量が減り、動作が軽くなる可能性があります。
「キャッシュ」や「Cookie」は、過去にアクセスしたWebサイトの画像やレイアウト、入力情報などを一時的に保存しておき、次回以降スムーズに読み込むための機能です。これらのデータが溜まりすぎると、動作が重くなる原因になります。
一般的にCookieにはIDやパスワードといったログイン情報が保存されているため、これまでのようにログイン時の手間を省きたい場合は、キャッシュのみを削除する方法がおススメです。
YouTubeが公式のブラウザアプリとしているGoogle Chromeでは、次の手順でキャッシュの削除が可能です。
例)パソコンの場合
Google Chromeを立ち上げる
画面右上のその他アイコン(3つの点が縦に並んでいるマーク)をクリックする
「閲覧履歴データを消去」を選択する
上部で期間を選択する(すべて削除するには、「全期間」を選択)
「キャッシュされた画像とファイル」の横にあるチェックボックスをオンにする
「データを削除」を選択する
Cookieを削除したい場合は、「Cookieと他のサイトデータ」にもチェックを入れて実行しましょう。
また、スマホの場合は次の手順でYouTubeアプリのキャッシュを削除できます。
例)iPhoneの場合
「設定」アプリを開く
「一般」をタップする
「iPhoneストレージ」をタップする
「YouTube」アプリをタップする
「アプリを削除」をタップする
削除してから、「App Store」アプリで「YouTube」アプリをインストールする
例)Androidの場合
「設定」アプリを開く
アプリを管理する項目をタップする
「YouTube」アプリをタップする
「ストレージ」か「キャッシュ」などの項目をタップする
「キャッシュを消去」をタップする
Androidの場合、機種によって名称や手順は異なりますが、「設定」アプリから各アプリのキャッシュを個別に削除できます。
「YouTube」アプリ自体にはキャッシュの削除機能が搭載されていないので、キャッシュを削除するために一度アプリを削除し、再びインストールする必要があります。
YouTubeの画質は、「自動(推奨)」「高画質」「データセーバー」から選択可能です。自動に設定していて、通信状況の変化に画質調整が追いつかない場合や、高画質に設定されている場合は、動画の再生が遅くなったり、止まったりする可能性があります。
そのため、YouTubeが重いと感じたら次の手順で画質を下げてみましょう。
例)視聴中の動画の画質を変更する手順
動画の画面右上にある設定アイコンをタップする
(アイコンが表示されていない場合は、視聴中の動画の画面を1回タップして表示させる)
「画質」を選択する
希望する画質を選択する
画質を下げたい場合は「画質」で「データセーバー」を選択するか、「詳細設定」で現在の動画の画質よりも低い画質を選択しましょう。
なお、スマホアプリでは、次の手順ですべての動画の画質を下げることが可能です。
例)すべての動画の画質を変更する手順
「YouTube」アプリを開く
画面右下の「マイページ(プロフィール写真)」をタップする
画面右上の設定アイコンをタップする
「動画の画質設定」を選択する
希望する画質を選択する
スマホアプリでは、「モバイルネットワーク使用時の動画の画質」と「Wi-Fi使用時の動画の画質」をそれぞれ設定できるので、状況にあわせて選択しましょう。
YouTubeのアプリのバージョンが古いと、不具合が改善されず、動作が重くなる可能性があるため、次の手順で定期的にアップデートを実行しましょう。
例)iPhoneでアップデートする手順
「App Store」アプリを開く
プロフィールのアイコンを選択する
アップデートが保留となっているアプリから「YouTube」アプリを探す
「YouTube」アプリを選択してアップデートを始める
例)Androidでアップデートする手順
「Google Play ストア」アプリを開く
プロフィールのアイコンをタップする
「アプリとデバイスの管理」をタップする
「アップデート利用可能」をタップする
アップデートが保留となっているアプリから「YouTube」アプリを探して「更新」をタップするか、対象を絞らず「すべて更新」をタップする
なお、「YouTube」アプリはiOS 12以降とAndroid 6.0以降を搭載したスマホやタブレットで利用可能です。
将来的に要求されるOSのバージョンが引き上げられる可能性はあるため、OSをアップデートできない場合はスマホの買い替えを検討しましょう。
スマホやパソコンでYouTubeが重くなる原因として、デバイスのストレージ容量不足が挙げられます。
スマホの場合、写真・動画・アプリなどのデータでストレージがいっぱいになると処理速度が低下し、YouTube視聴中に読み込みが遅くなったり、アプリが落ちたりしやすいです。
また、パソコンはHDDやSSDの空き容量が不足すると、システム全体のパフォーマンスが低下し、動画再生に影響が出るケースがあります。
そのため、不要なデータやアプリを削除し、外部ストレージやクラウドにデータを保存して、スマホやパソコンの空き容量を定期的に確保しましょう。
スマホやパソコンは、再起動することでソフトウェアのデータが整理され、メモリの使用状況がリセットされます。その結果、動作が安定したりネットワーク接続が改善されたりする場合があります。
回線の通信速度に適していない古いWiFiルーターや、経年劣化が進んでいるWiFiルーターを使っている場合、メーカーが提示する最大接続可能台数を超えている場合などは、買い替えがおススメです。
現状の回線契約やWiFiルーターに接続するデバイスの数を確認して、適切なルーターを選べば、YouTubeを含むほかアプリでも快適に通信できるでしょう。
スマホのモバイル回線で通信速度制限がかかる場合は、大容量の料金プランやデータ通信量の上限がない料金プランへ変更すると良いでしょう。月々の携帯電話料金は上がりますが、画質を落とさずに動画を楽しみたい方におススメの方法です。
また、現在モバイル回線のみを利用している場合は、モバイル回線の通信量を消費しないWiFiを利用する手もあります。
WiFiを自宅に導入するには、固定回線を契約して開通工事を行いWiFiルーターを設置する方法と、機器単体の設置でWiFi環境を構築できるホームルーターやモバイルルーターを契約する方法があります。
回線やプロバイダが原因だと考えられる時は、契約を見直して乗りかえも検討しましょう。
たとえば、光回線のマンションタイプで回線を住民でシェアする配線の場合、大家さんや管理会社に工事の許可を取ったうえで、戸建てプランに変更する方法があります。
工事の許可が下りない場合は、工事が不要なモバイル回線のホームルーターやモバイルルーターを契約するなど、環境にあわせた選択をしましょう。
							べろりかさん
YouTubeが重い時の原因が古いルーターや通信速度制限の場合、ルーターの買い替えや料金プランの変更が有効です。
固定回線などでWiFiを自宅に導入する方法は、モバイル回線の通信量を消費しないので、より快適に動画を楽しめるでしょう。
					この記事では、YouTubeが重い時の原因と対処法を紹介しました。YouTube側でサーバー障害が起きていることも考えられますが、ご自身の通信環境やデバイスの状態などが影響している可能性も高いでしょう。
アプリの設定変更やデバイスの再起動などを試しても通信速度の改善が見込めない場合は、回線事業者やプロバイダの乗りかえだけではなく、ホームルーターやモバイルルーターの利用を検討してはいかがでしょうか。
「UQ WiMAX」は、面倒なプロバイダの契約手続きや工事が不要で、お手軽に乗りかえが可能です。
さらに「UQ WiMAX」では、5G通信を中心とした最適な回線に自動接続する新モデルをご用意しています。通信速度もエリアによっては光回線並みの速さを体験できます。高速で安定した通信環境を望まれる方におススメです。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」は据え置きタイプのホームルーターで、通信速度が速く接続可能台数も多い点が魅力です。WiFiは最大32台まで接続でき、有線LANポートも2台分ご用意しています。
「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」は持ち運び可能なモバイルルーターで、外出のお供にも最適です。ご自身を中心としたつながりやすいWiFi環境を構築できます。
現環境でYouTubeの視聴にストレスを感じている方は、お手軽に高速で安定した通信環境を構築できる「UQ WiMAX」をぜひご検討ください。
| 項目 | Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | 
|---|---|---|
| 通信規格 | 5G(sub6/NR化) 4G LTE WiMAX 2+  | 
									5G(sub6/NR化) 4G LTE WiMAX 2+  | 
								
| 最大通信速度 受信最大/送信最大(Mbps)※1  | 
									3.5Gbps/286Mbps※2 | 4.2Gbps/286Mbps※2 | 
| WiFi規格 | 2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax 5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax  | 
									2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax 5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax  | 
								
| サイズ | 約W140×H72×D15.4mm | 約W100×H207×D100mm | 
| 重量 | 約198g | 約635g | 
| 最大接続可能数 | WiFi:48台 有線LAN or USB:1台  | 
									WiFi:32台 有線LAN:2台  | 
								
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

Speed Wi-Fi HOME 5G L13

							べろりかさん
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