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スマホの容量とは?確認方法や増やす方法、容量の選び方も紹介

購入当初と比べてスマホの動作が悪くなったと感じている方もいるでしょう。もしかするとスマホの容量が圧迫されていることが原因かもしれません。

スマホの容量不足はさまざまなトラブルを引き起こす原因になってしまう可能性があるため、容量不足の場合は解消しましょう。

本記事では、スマホの空き容量を確認する方法や増やす方法、容量不足によるトラブルの例を紹介します。

家電コンサルタントの大岩俊之さんにポイントを伺ったので、ぜひ参考にしてください。

  • 記載の情報は2025年12月時点のものです。

この記事を監修した方:
家電コンサルタント 大岩俊之

家電製品総合アドバイザー。スマートマスター。理系出身の元営業マン。電子部品メーカー・半導体商社・パソコンメーカーなどで、自動車部品メーカーや家電メーカー向けの法人営業を経験。

その後、セミナー講師として活動する傍ら、家電製品の裏事情を知る家電コンサルタントとして活動。TBSラヴィットや東海地区のテレビ番組に多数出演。

現在は、家電記事の監修や家電製品アドバイザー資格試験の講師として活躍。

スマホの容量(ストレージ)とメモリの違いは?

「スマホの容量」は「ストレージ」の容量といってもいいでしょう。ストレージとは、写真・動画・音楽・アプリなどのデータを、スマホの内部に長期保存するための場所です。

ストレージの空き容量が減ると、アプリの動きが遅くなったり、ファイルが開けなくなったりする可能性があります。

また、ストレージと混同されがちな「メモリ」についても確認しておきましょう。メモリはスマホがデータの処理作業を行う際、一時的にデータを保存する場所です。

メモリが大きければスマホの処理性能を最大限に使えるため、複数のアプリを同時に起動したり、複数のWebサイトを閲覧したりしても、処理速度が低下しにくくなります。

動作速度が気になる方はメモリの大きなスマホを選ぶことで、より快適に使用できる可能性が高まります。スマホにとって、メモリは「作業スペースの広さ」、ストレージは「道具を入れる引き出しの広さ」と例えるとわかりやすいでしょう。

スマホの容量の種類

スマホの容量の種類としては、主に64GB、128GB、256GB、512GB、1TBなどがあります。比較的少なめの容量で十分な方は64GB、標準的な容量を望む方は128GBや256GB、大容量が必要な方は512GBや1TBがそれぞれおススメです。

なお、容量は「B(バイト)」を基本単位としており、1KB=1024B、1MB=1024KB、1GB=1024MB、1TB=1024GBと、上位の単位になるにつれて増加します。

機種によっては、SDカードをセットして外部ストレージとして容量を拡張できるものもあります。外部ストレージとしては最大1TBや512GBに対応する機種が多く、SDカードに対応していれば、容量を大幅に拡張できます。

スマホの空き容量を確認する方法

旅行などで大量の動画や写真を撮った場合、スマホの空き容量がどれくらい残っているか気になるケースもあるでしょう。

スマホの容量が圧迫されると、動作が重くなったり、大切な写真や動画が保存できなかったりする可能性があります。

下記では、iPhone・Androidそれぞれの空き容量を確認する方法を紹介します。

iPhoneの場合

iPhoneの空き容量を確認する方法は下記の通りです。

  • (1)ホーム画面から歯車アイコンの「設定」アプリを選択
  • (2)設定画面にて「一般」の項目をタップ
  • (3)一般画面にある「iPhoneストレージ」を選択
  • (4)容量の最大値と現在使用済みの容量が最上部に表示。データ容量の内訳は下にスクロールすると確認可能。

iOSのバージョンが異なる場合は表記が違う可能性もあるので、詳しくはAppleの公式ホームページ※1を確認しましょう。

Androidの場合

Androidの場合、スマホの空き容量を確認する方法は機種によって異なることがあります。詳しい方法はメーカーのホームページを確認しましょう。下記では一例を紹介します。

  • (1)ホーム画面の「アプリ一覧画面」から、歯車アイコンの「設定」を選択
  • (2)設定画面から「ストレージ」の項目をタップ
  • (3)写真・動画・アプリなどデータの項目ごとに使用しているストレージ容量が表示

機種によっては、スマホ本体に保存されている「内部共有ストレージ」や「SDカード」のデータ一覧を確認できるものもあります。

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スマホの容量を増やす方法

スマホの容量を確認した結果、思っていたよりも空き容量が少ないことに気づくケースがあるでしょう。

スマホの空き容量を増やす方法はいくつかありますが、代表的なものを下記にまとめました。いずれかを実行することで、スマホの容量に余裕を持たせることができます。

キャッシュを削除する

キャッシュとは、Webサイトの閲覧履歴やアプリの使用状況などのデータのなかでも、一時的に保存されている情報、またはその仕組みを指します。

Webサイトを表示するには画像やテキスト情報などを読み取る必要がありますが、キャッシュが残っていれば端末からデータを読み込むことができるため、再度ダウンロードする必要がありません。そのため、前回訪れたWebサイトの表示速度が向上する仕組みです。

アプリの場合は、前回使用した時点の設定や状態をキャッシュとして端末に保存しています。キャッシュを利用すると、アプリを起動する際に読み込むデータ量が少なくなるため、前回使用時のデータを素早く表示することが可能です。

キャッシュは便利ですが、デメリットも存在します。サイトの閲覧数や使用するアプリが多くなると、それぞれのキャッシュデータによってスマホの容量が圧迫され、動作不良を起こす可能性があります。

定期的にキャッシュを削除することで、スマホの空き容量を確保できます。

【キャッシュの削除手順】iPhoneの場合

iPhoneでキャッシュを削除する方法は下記の通りです※2

  • (1)ホーム画面から歯車アイコンの「設定」アプリを選択。
  • (2)設定画面にて「Safari」の項目をタップ。
  • (3)「履歴とWebサイトデータを消去」をタップし、キャッシュを削除。

iOSのバージョンが異なる場合は表記が違う可能性もあるので、詳しくはAppleの公式ホームページを確認しましょう。

【キャッシュの削除手順】Androidの場合

Androidの場合、キャッシュを削除する方法は機種によって異なる場合があります※3。詳しい方法はメーカーのホームページを確認しましょう。下記では一例を紹介します。

  • (1)ホーム画面から「基本性能」を選択。
  • (2)一覧から歯車アイコンの「設定」をタップ。
  • (3)「アプリと通知」の項目を選択。
  • (4)「○個のアプリをすべて表示」をタップ。
  • (5)一覧からキャッシュを削除したいアプリを選択。
  • (6)「ストレージ」をタップ。
  • (7)「キャッシュを削除」のボタンを選択し、ストレージからキャッシュが削除。

不要なデータやアプリを削除する

写真や動画を日常的に撮る方は、気づかない間にデータ容量を消費しているかもしれません。

旅行などで大量に写真を撮った場合は、必要な分だけを選別し、それ以外は思い切って削除するのが良いでしょう。

特に、連写した場合は同じような写真が重複していることが多いため、良い写真だけを残す習慣を付けると効果的です。

なお、iPhoneの場合は、写真を撮影する時に「Live Photos」モードが有効かどうか、注意が必要です。Live Photosモードで撮影された写真は、撮影前後1.5秒の動画データも含まれるため、通常の写真に比べて2倍以上の容量となり、ストレージを圧迫する要因となります。

Live Photosのアイコンはカメラ画面の上部に表示されるため、これをタップしてオフにするとデータ容量を節約できます。

また、長期間使用していないアプリが空き容量を占有している可能性もあるでしょう。

ゲームアプリなどは1ファイルで数GBあるものも存在します。定期的にアプリを精査することで、データ容量に余裕を持ちやすくなります。

Androidの場合は「設定」アプリから進んだ「ストレージ」の画面にある「空き容量を増やす」機能を利用するのもおススメです。

タップすると不要なファイルや使用されていないアプリが一括で表示されます。不要なものを選択して「○MBを解放」をタップすることで、効率的に削除できます。

SDカードを使用する

SDカードを挿入できる機種であれば、スマホの空き容量を即座に確保できます。

写真や動画など外部のストレージに移しても問題ないデータは、SDカードに保存しておくのが良いでしょう。SDカードの容量を大きくすれば、その分利用可能な保存領域が増えるため、手軽にストレージを拡張できます。

ただし機種によってはSDカードを挿入できない場合もあるので、あらかじめご自身の使用するスマホが対応しているか、確認しておきましょう。

パソコンにデータを移動する

容量を確保するために、パソコンにデータを移動するのも有効な方法です。パソコンをお持ちの方は、溜まった写真や動画などのデータをUSBケーブル経由で移動することで、データを消去せずにスマホの空き容量を増やせます。

なお、iPhoneを使用し、パソコンがWindows®の場合は「iTunes」をダウンロードすればデータを移行できます。パソコンにデータを保存しておけば、編集やフォルダの整理などもしやすくなり便利です。

オンラインストレージを利用する

オンラインストレージを利用すると、端末に直接データを入れずに写真や動画などを保存できます。オンラインストレージは、課金して容量を増やすこともできるため、ストレージが不足する心配は少ないでしょう。

なお、iPhoneは標準で5GBまでのオンラインストレージが付いています。オンラインストレージを賢く利用し、スマホのデータ容量を削減しましょう。

大岩さん

スマホの容量を増やすには、不要なアプリや動画を削除し、クラウドサービスへデータを移行すると良いでしょう。LINEのトーク履歴やキャッシュを整理するだけでも、数GB単位で容量が空くことがあります。

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スマホの容量が不足するとどうなる?

スマホの容量が不足すると、さまざまな弊害が出ることがあります。各弊害について詳しく解説します。

  • 1

    スマホの動作が遅くなる

    写真や動画、アプリなどでストレージが圧迫されて容量が不足すると、アプリの起動や、ファイルの表示といった動作が遅くなる場合があります。

    これは、キャッシュをつくる容量が不足し、ページをスムーズに読み込めなくなるためです。使用期間が長く、購入当初に比べて動作が遅くなった場合は、容量の圧迫が原因のひとつとして考えられます。

  • 2

    新しいデータを保存できなくなる

    スマホの容量が不足すると、空き容量を超える容量のデータを保存できなくなります。

    写真や動画を保存できなかったり、アプリのインストールができなくなったりと、日常的に不便が生じる可能性があります。

  • 3

    OSをアップデートできなくなる場合がある

    容量が不足していると、スマホのOSをアップデートできなくなることがあります。

    容量不足の状態でOSをアップデートしようとしても、空き容量が不足している旨のメッセージが表示されてしまいます。そのため、アップデートを実行するためには、容量不足を解消する必要があります。

    OSアップデートは、主に機能の追加やセキュリティの脆弱性改善のために配信されます。最新OSにアップデートしないまま使用すると、セキュリティリスクが高まることがあり、注意が必要です。

    あわせて読みたい記事

    OSアップデートについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

  • 4

    フリーズする可能性がある

    スマホの容量が不足すると、動作が不安定になり、アプリの起動や切り替え時にフリーズする可能性があります。

    これは、システムが、一時的なデータを保存する空き容量を確保できないことが原因です。

    たとえば、動画編集やゲームなど、データ容量を多く消費するアプリを利用していると、処理が追いつかず、画面がフリーズしてしまう機会が増える可能性があります。

  • 5

    強制的に再起動する場合がある

    スマホは容量不足が起きると、強制的に再起動される可能性があります。

    この再起動の主な原因は、強制的に再起動をしてキャッシュの削除を行い、容量不足を解消しようとしていることだと考えられます。

    再起動が頻繁に起こる場合は、容量不足が原因であることも想定されるため、速やかにストレージの整理を行いましょう。

大岩さん

スマホの容量が不足すると、通知が届かなくなったり、キーボードの反応が悪くなったり、アプリが正常に動作しないことがあります。バックグラウンドでの動作が不安定になり、不具合の原因にもなるため、容量不足の場合は早めに解消しておきましょう。

スマホに必要な空き容量の目安

スマホの動作が遅くなる、データを保存できなくなる、OSアップデートができなくなるなど、スマホの容量不足で起こる不具合や不便を避けるためには、ストレージに多少の空き容量を残しておくことが必要です。

必要な空き容量の目安は、2~3GB程度が目安です。5GB程度の空き容量があると、より安心して使用できます。

空き容量の不足を防ぐためにも、機種変更の際は、ギリギリの容量の機種を選ぶのではなく、余裕のある容量のスマホを選びましょう。

ストレージ容量の選び方

iPhoneや一部のAndroidはSDスロットがないため、SDカードを利用して後からストレージ容量を増やすことができません。

そのため、スマホを選ぶ際は、ご自身のライフスタイルや目的に合ったストレージ容量を選びましょう。

一般的なスマホのストレージ容量は64GBのスマートモデル、128GB/256GBの中容量モデル、512GB/1TBの大容量モデルに分類されます。

下記では、それぞれの容量で保存できるデータ量の目安や、おススメの方を解説します。

  • 【スマートモデル】64GB

    ストレージ容量が64GBのスマホなら、1枚あたり5MBの写真を約1.3万枚、フルHD動画なら約3時間は保存可能とされます。

    ただし、OSやプリインストールアプリ(購入した時点で、最初からすでに入っているアプリのこと)が数GB以上を占めるため、実際に使える容量は50GB前後です。

    ほかのスマホに比べるとストレージ容量がやや少ないため、SNSやネット検索が中心で、写真や動画を多く保存しないライトユーザーにおススメです。

    また、データをこまめにクラウドサービスやパソコンに移せる方も、スマートモデルを検討してみましょう。

  • 【中容量モデル】128GB/256GB

    ストレージ容量が128GB/256GBの中容量モデルは、日常的にスマホを使う多くのユーザーにとってバランスの良い選択肢です。

    たとえば、128GBなら、1枚あたり5MBの写真を約2.6万枚、フルHD動画を約5時間保存できます。256GBなら倍の約5.2万枚の写真や約10時間の動画を保存可能です。

    なお、OSやプリインストールされたアプリなどが占める領域を除くと、128GBで100GB前後、256GBで230GB前後が実際に利用できる容量になります。

    SNSや動画視聴、写真撮影、アプリの利用など幅広くスマホを活用したい方におススメで、高画質なゲームや動画編集をしない限り、十分な余裕がある容量です。

  • 【大容量モデル】512GB/1TB

    512GB/1TBの大容量モデルは、スマホで大量のデータを扱うヘビーユーザー向けです。

    512GBの場合、5MBの写真は約10.4万枚、フルHD動画は約20時間保存できます。1TBなら約20.9万枚の写真や40時間以上の動画を保存が可能です。

    OSやプリインストールされたアプリなどを除いて、512GBでは480GB前後、1TBでは960GB前後と、多くの容量が確保できます。

    ほかのスマホと比べて大容量のため、動画撮影を頻繁に行うクリエイターや、スマホでゲーム、映画、音楽、電子書籍などを大量に保存して楽しむ方、クラウドを使わずローカルですべて管理したい方におススメです。

容量不足でお悩みの方は
大容量スマホの取り扱いもあるUQモバイルの利用を検討しよう

スマホの空き容量を増やす方法には、キャッシュの削除、不要なデータやアプリの削除、SDカードやオンラインストレージの活用などが挙げられます。

データの削除などでは対応しきれない、あるいは容量でストレスを感じずに気兼ねなくスマホを使いたい場合は、機種変更も視野に入れて検討してみましょう。

写真や動画などを大量に保存したい方は、ストレージの容量が大きいスマホを購入するのが良いでしょう。

UQモバイルでは、最大ストレージ容量512GBのiPhone 16やiPhone 16eなども取り扱っています。

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UQモバイルならご自身の使い方に合わせて「トクトクプラン2」、「コミコミプランバリュー」の2つのプランを選べます。

「トクトクプラン2」の場合、条件を満たすと「自宅セット割」(1,100円/月割引)※4・「au PAY カードお支払い割」(220円/月割引)適用で、基本使用料4,048円/月※5のところデータ利用量が5GBまで1,628円/月※5・5GB超~30GBまで2,728円/月※5と、使った分で料金が変動するのでおススメです。(「コミコミプランバリュー」は対象外です。)

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  • ※5通話料(22円/30秒)など別途かかります。

大岩さん

写真や動画をたくさん保存したい方は、大容量のスマホがおススメです。UQモバイルなら大容量512GBの容量を持つiPhoneも取り扱っています。この機会に、UQモバイルで機種の変更を検討してみてはいかがでしょうか。

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    • 「Windows®」は、Microsoft Corporationの商標または登録商標です。
  • 表記の金額は特に記載のある場合を除きすべて税込です。

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